ラリー・モンテカルロ・ヒストリックとは

ラリー・モンテカルロとは、1911年に始まり、現在行われている国際モータースポーツイベントの中でも最も古い部類に入ります。また格式も高く、いわゆる世界三大レース（モナコグランプリ、インディ500、ル・マン24時間レース）にも匹敵すると言われています。

このラリー・モンテカルロを世界一のラリーたらしめていたものとして、ヨーロッパの各地からモナコに集う「コントラシオン」の存在がありました。これは、モナコから1000km以上離れた各都市から数日かけて一箇所に集うという一大イベントでした。

時代が進むにつれこの「コントラシオン」は陳腐化していき、本命のラリーイベントであるWRCでは1997年に廃止されてしまいましたが、エンスージアストたちの手により同年からヒストリックカーを対象として引き継がれることとなりました。これがラリー・モンテカルロ・ヒストリックです。

ヒストリック部門の出場条件は、1955～1980年の間にラリー・モンテカルロ（MCR）に参戦し、かつFIA（国際自動車連盟）発行の「ヒストリック カー」証明書を所有していることです。過去のラリーで活躍したマシンのみが参戦でき、モータースポーツファンなら誰もが知る由緒正しき大会です。